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疾患の紹介

疾患のご紹介

こんな症状ありませんか?

ちょっとした症状が、大きな病気につながる危険もあります。
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整形外科疾患
歩行障害

 

疾患の紹介

しばらく歩くと、足に痛みやしびれをおこし、すこし休むとまた歩けるようになることを、間欠性跛行といいます。たとえば、近くのスーパーに行くのに何度も休む、みんなと一緒に歩けない事などがおこります。この間欠性跛行の原因は、足の血流障害と、腰椎疾患に大別されます。足の血流障害は、動脈硬化からの血管閉塞によることが多く、これを閉塞性動脈硬化症といいます。脊椎疾患では椎間板ヘルニアなど腰部脊椎管狭窄症が原因となります。
足の血流は、手と足の血圧を同時に測定し、足の血圧が手の血圧に比べて低いことでチェックできます。腰椎疾患には、レントゲン、 CT MRI 検査が必要です。一方、歩幅が狭くなったり、歩行が不安定になる場合は、脳疾患で、手の震えを伴うパーキンソン病や、脳に知らない間に脳脊髄液がたまり認知症を伴う水頭症が考えられます。一度、脳神経内科、脳神経外科を受診してください。 

閉塞性動脈硬化症

足の動脈硬化で、足の血管が狭くなる病気です。
<検査>
足の血流は、手と足の血圧を同時に測る脈波検査で容易にチェックできます。脈波検査で異常があればエコー、CT、MRI検査で閉塞部位を調べます。 
<治療>
(1)糖尿病などの危険因子の除去
(2)運動療法
(3)薬物療法
(4)カテーテル治療によるステント療法、バイパス手術

腰部脊椎管狭窄症

腰の加齢による背骨の変形のため、本来脊骨に囲まれ守られている足の神経の束(脊髄)を圧迫している状態です。
足のしびれ、痛みをおこし、歩くとこの症状が悪化し、少しは休憩すると改善します。
<検査>
腰のレントゲン MRI検査
<治療>

  1. 薬物治療で鎮痛
  2. コルセット装着
  3. 神経ブロックで鎮痛
  4. 運動療法、リハビリテーション
  5. 手術で神経圧迫を除去

 

整形外科疾患
腰痛

 

疾患の紹介

腰の背骨(脊柱)は5つの骨(脊椎)が積み重なってできており、骨と骨が椎間板という円板状の軟骨で結合しています。円板状の椎骨板は、中央のゼリー状の髄核を線維輪が囲む構造で、背骨の上下からの衝撃を和らげるクッションの役割をしています。また、脊椎の内に手足を動かす神経の束、脊髄が通っており、脊髄を外力から守る役割を果たしています。
 

ぎっくり腰

重い物を持ち上げたときなどに起こる、突然の強い痛みで、体動により痛みが増強し、レントゲン、MRIで所見がない、短期間で治るものを言います。骨の異常ではなく、脊椎周囲の筋肉の炎症、関節の捻挫といった原因が考えられています。

腰部脊柱管狭窄症

加齢により変性した椎間板や変形した背骨により、神経の束(脊髄)が圧迫される状態の総称です。
腰痛は強くありませんが、歩くと足がしびれます。少し休んだり、前かがみになると、しびれが軽くなる特徴があります。
<検査>
腰のレントゲン MRI検査
<治療>

  1. 薬物治療で鎮痛
  2. コルセット装着
  3. 神経ブロックで鎮痛
  4. 運動療法、リハビリテーション
  5. 手術で神経圧迫を除去

変形性脊椎症

骨の変形が軽度であれば無症状ですが、変形が重度になると、椎間板の変性も生じ、痛みをきたし、稀に神経圧迫も起こします。

椎間板ヘルニア

椎間板は背骨と背骨の間をつなぎ、クッションの役割を果たしています。この椎間板は、中心にゼリー状の髄核があり、髄核の周りを線椎輪が囲んでいます。この髄核の一部が線椎輪を超えて出てきて、神経を圧迫して腰痛、足のしびれ、入力困難を起こします。

腰痛の一般的な対処法

  1. 原則的には、腰が痛く、熱感をもつ急性時は、安静、局所を冷やすことですが、痛みがなくなった慢性時には、運動、保温が必要となります。運動は、体を支える背骨をサポートする腹筋、背筋を鍛えることが主体で、必要に応じてコルセットを使用します。
  2. 腰痛は、椎間板ヘルニア、炎症、腫瘍が原因のこともあり、一度はレントゲン、MRI検査をすべきです。
  3. 必要に応じて、神経ブロック、手術を行います。