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疾患の紹介

疾患のご紹介

こんな症状ありませんか?

ちょっとした症状が、大きな病気につながる危険もあります。
少しでも気になることがあれば、松江病院までお問い合わせください。

 
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循環器系疾患
背部痛、腰痛

 

疾患の紹介

 
背部痛、腰痛の原因は多岐にわたり、脊柱疾患、大動脈疾患、内臓疾患に加えて、帯状疱疹などの皮膚疾患、肋間神経痛などがあります。
脊髄疾患では、椎間板ヘルニア、脊椎管狭窄症などがあり、レントゲン、CT、MRI検査が必要です。見逃してならないのは、大動脈解離 大動脈瘤で、激痛で、動脈瘤では破裂すると大量出血で急死することがあります。また、内臓疾患も重要で、腎盂腎炎、尿路結石だけでなく、膵炎、膵臓癌も早期の診断、治療が望まれます。いずれにせよ大動脈も含め早期のエコー、CT検査が必要です。
背部痛、腰痛の原因は多岐にわたり、脊柱疾患、大動脈疾患、内臓疾患に加えて、帯状疱疹などの皮膚疾患、肋間神経痛などがあります。
脊髄疾患では、椎間板ヘルニア、脊椎管狭窄症などがあり、レントゲン、CT、MRI検査が必要です。見逃してならないのは、大動脈解離 大動脈瘤で、激痛で、動脈瘤では破裂すると大量出血で急死することがあります。また、内臓疾患も重要で、腎盂腎炎、尿路結石だけでなく、膵炎、膵臓癌も早期の診断、治療が望まれます。いずれにせよ大動脈も含め早期のエコー、CT検査が必要です。

急性大動脈解離

心臓から全身に血液を送る最も太い動脈(大動脈)の血管壁が裂けて、その亀裂に血液が入りこむと、大動脈から分岐した動脈の枝の血流が途絶え、脳梗塞、心筋梗塞、消化管虚血がおこり危険な状態となります。
<症状>
突然の胸痛 背中の激痛
<診断>
頚部から骨盤までの造影CT血管検査で動脈解離の有無、範囲を調べます。
<治療>
緊急手術も考慮しなければいけません。

大動脈瘤

大動脈瘤の多くは破裂しない限り無症状です。大きくなると胸部大動脈瘤では胸痛・背部痛、腹部大動脈瘤では腹痛・背部痛が起こります。この段階で破裂の危険性が高まっており、破裂すると8090%の死亡率です。
<原因>
動脈硬化を引き起こす糖尿病、高血圧、高脂血症などがあります。
<診断>
レントゲン 造影CT検査 超音波エコー検査などを行います。
<治療>
開胸、開腹による手術
ステント治療(ステントという金属のバネを付けた人工血管を挿入する手術)を行います。

腰部脊柱管狭窄症

腰の加齢による背骨の変形のため、本来脊骨に囲まれ守られている足の神経の束(脊髄)を圧迫している状態です。
足のしびれ、痛みをおこし、歩くとこの症状が悪化し、少しは休憩すると改善します。
<検査>
腰のレントゲン MRI検査
<治療>

  1. 薬物治療で鎮痛
  2. コルセット装着
  3. 神経ブロックで鎮痛
  4. 運動療法、リハビリテーション
  5. 手術で神経圧迫を除去

尿絡結石

腎臓で作られた尿は、尿管から膀胱へと流れますが、この通路に石ができると尿絡結石で、尿管にひっかかると激痛がおこります。また、結石で尿が流れないと上流に尿がたまり、尿路感染、腎臓の機能障害をおこします。
<原因>
ショウ酸の摂取過多が原因のことが多く、ショウ酸を多く含む食品として、ほうれん草、コーヒー、コーラがあります。
<症状>
腹痛、背部痛

急性膵炎

膵液に含まれる消化酵素で膵臓自体が消化され、膵臓に急激な炎症が起こる病気
<原因>
最も多いのは飲酒、次いて十二指腸乳頭に胆石が詰まることです。
<症状>
初期は、みぞおち部分の痛みで、進行すると腹部全体の激痛がおこります。
<診断>
血液検査で膵臓分泌酸素アミラーゼ、リパーゼの上昇、炎症反応を調べます。腹部超音波、CT検査で病変の広がりを評価します。

循環器系疾患
胸痛

 

疾患の紹介

 
胸痛の原因は、重篤な病気が多く、心臓、肺、大動脈、食道など病気があります。心臓疾患では、やはり急性心筋梗塞が重要で、突然の胸痛、その痛みは通常前胸部ですが、左肩に広がることもあります。又、痛みではなく重苦しい感じ、絞扼感と表現されたり、糖尿病、高齢者では、痛みはなく、冷汗、呼吸困難だけを訴えることも少なくありません。いずれにしても、突然の症状出現が特徴です。
肺塞栓は足にできた血栓がはがれて肺血管を詰まらせる病気で、胸痛とともに呼吸困難をおこします。また、大動脈解離は、前胸部または胸背部の突然の激しい痛みをおこします。いずれにせよ、生命をおびやかす病気で、早急な心電図、レントゲン、CT検査が必要です。
食道疾患、逆流性食道炎でも胸痛をきたし、急性心筋梗塞の症状によく似ています。
 

急性心筋梗塞

心臓に栄養を送る冠動脈の急激な閉塞で、心臓の筋肉の血流が途絶し、心筋が壊死する病気
<症状>
突然におこる前胸部痛 締めつけ感 圧迫感で狭心症では15分以内であるのに対し、心筋梗塞では30分以上つづきます。
痛みが、首、背中、左肩、上腹部に痛みが広がることがあります。呼吸困難、冷汗などもよくみられる症状です。
<診断>
・心電図
・血液検査
・レントゲン
・心臓超音波検査
<治療>
抗血小板剤を緊急的に内服しますが、急性心筋梗塞では、カテーテル治療が必要です。カテーテルは足のつけ根の動脈から挿入し、心臓を栄養する冠動脈までカテーテルをすすめた後、狭窄部を内側からバルーンで押し広げ、最終的に金網状の筒(ステント)を置く治療です。
手術で冠動脈にバイパスを作ることもあります。

肺塞栓症

肺動脈に血魂(血栓)がつまる病気です。
多くの場合、血栓は肺動脈自体に生じるのでなく、体の別の部位でできた血栓がはがれ血液にのって肺動脈まで運ばれ肺動脈を詰まらせる事によります。血栓ができる部位は多くは足の静脈です。長距離のバスや飛行機移動で、長時間足を動かさないと足の血流が滞り血栓が形成されやすくなります。エコノミー症候群として知られています。
<症状>
突然の呼吸困難、胸痛を生じます。
<診断>
造影胸部CTが必要です。
<治療>
抗凝固療法が主体です。


循環器系疾患
動悸

 

疾患のご案内

 
動悸や脈拍異常では、不整脈のチェックが重要です。近年の高齢化に伴い、不整脈のうち、心房細動が増加しています。心房細動は、心房のスムーズな拡張、収縮がなく心房内に血塊(血栓)を作りやすくなります。この血塊が心房壁からはがれると、血流にのって脳、内臓、足の血管を詰まらせ、脳梗塞、心筋梗塞、足の壊死を起こします。心房細動は、永続性に細動が続くタイプと、一時的になるタイプがあり、時々出現する不整脈にも注意が必要です。
動悸を感じたら早期に医療機関を受診し、心電図、レントゲン、長時間心電図の検査が必要です。血塊を溶かす薬剤 ( 抗凝固薬 ) が有効で、近年、多種類の薬が使われています。

頻脈性不整脈

脈が速すぎて1分間の脈拍が120回以上も、心臓の効率的な収縮がなく全身に血が送りにくくなり、動悸、息切れ、めまい、立ちくらみ、失神がおこるようになります。

心房細動

心臓は心房と心室から成り立っていますが、このうち一定のリズムで収縮、拡張すべき心房がスムーズに収縮、拡張しない状態です。突然死はほとんどありませんが、心房細動では心房内に血栓ができやすくなり、この血栓がはがれて血流にのり脳や足の血管を詰まらせ 脳梗塞や足の壊死をおこします。
<治療>
抗凝固薬、抗不整脈薬の内服が必要です。
薬物治療で効果がなかった場合、カテーテル治療による高周液カテーテルアブレーション治療を考えます。この治療法は、足の付け根の動脈からカテーテルを挿入、心房に持っていき、心房細動を引き起こしている心臓の筋肉を高周波電流で焼き切る手術です。

循環器系疾患
高血圧症

 

疾患のご案内

 
収縮期血圧140mmHg以上、拡張期90mmHg以上が長く続くことを高血圧症と呼びます。 家庭で血圧を測定するには、起床後1時間以内か、就寝前1時間以内に測定しますが、起床後の血圧が高いのが一般的です。病院で測定した血圧は、家庭より高いことが多く、これを白衣高血圧と呼びます。家庭での血圧が日頃の血圧をより反映しているので、診療により役立ちます。高血圧が長く続き、さらに糖尿病、高コレステロール血症を合併すると、脳、冠動脈、大動脈の動脈硬化が進行し、脳卒中、心筋梗塞、心不全や腎不全をおこします。
 
< 原因 >
(1) 遺伝的要因
(2) アルコールのとり過ぎ
(3) 塩分の過剰摂取
(4) 肥満
(5) 腎臓病 ( 腎実質性 腎血管性 )
(6) 運動不足
(7) ストレス
(8) 喫煙
(9) 内分泌性高血圧 ( 原発性アルドステン症 クッシング症候群 )
< 検査 >
尿検査     
血液検査:各種血圧作用ホルモン、腎機能を調べます。
腹部超音波検査、腹部 CT で、ホルモン生産腫瘍の有無を調べます。
< 生活上の注意 >
(1) 塩分制限 ( 一日摂取量 6 7 g以下 )
(2) 体重のコントロール
(3) 野菜・果物を積極的にとること( 果物の過剰摂取がカロリー増加につながることがあるので注意)
(4) 運動(一日 30 分以上、定期的に有酸素運動をおこなうこと)
(5) アルコール減量
< 薬物療法 >
(1) 降圧剤
(2) 内分泌性高血圧で、副腎 ( 腎臓のそば ) に腫瘍ができた場合は、これを取り除きます。
(3) 腎血圧性高血圧症では、腎臓にいく動脈が狭くなっている場合があります。
この狭窄をカテーテルで広げることで高血圧が改善することもあります。

循環器系疾患
むくみ(浮腫)

 

疾患のご案内

 
浮腫は、皮下組織の水分増加が増加することで、皮膚を指で押すとへこんで、しばらく戻りません。浮腫の原因は、心臓と腎臓に大別されます。他に低栄養、甲状腺疾患があります。むくみが片側の足の場合、血流障害、局所的で発赤を伴えば局所の炎症なども考えられます。心臓の場合浮腫が足に、腎臓では顔面におこりやすい特徴があります。
いずれの原因でも、皮下組織だけでなく、肺にも水がたまる胸水(胸水貯留)の合併も考えられ、この場合、呼吸困難で、重篤となることもあります。血液検査とともに胸のレントゲン、CT検査をする必要です。

慢性腎不全

腎臓の機能が低下し老廃物や不要な水が体外に排泄できない病気です。
<症状>
初期は尿回数、尿量が増加しますが、末期では減少します。
水分が体に溜まるとむくみができます
老廃物が体にたまると疲労感、食欲不振、吐き気を生じます
腎臓から分泌されるエリスロポエチンは赤血球生産を促進する作用がありますが、腎機能が低下すると、エリスロポエチンが減り、貧血となります
ビタミンDが活性化されず骨粗鬆症になりやすくなります
<診断>
尿検査、血液検査をおこないます

慢性心不全

心臓のポンプ機能が低下する病気です。
<症状>
呼吸困難、易疲労感、手足のむくみ
<診断>
レントゲン、心電図
血液検査でナトリウム利尿ペプタイドBNPの測定
心臓、超音波検査
<治療>
利尿剤