めまい

めまいは平衡感覚の異常のことで、耳疾患によるものと、脳疾患によるものと大別されます。耳疾患、なかでも良性頭位性めまいが最も多いといわれています。このめまいは、頭位を変換すると短時間(多くは1分以内)のめまいを生じるもので、耳石の障害によるもので良性です。有名なメニエル病の場合は、めまいがより激しく、多くは聴力低下も伴います。一方、脳疾患では、脳出血や脳梗塞が主に小脳や脳幹部(意識、呼吸、血圧など生命維持の中枢)に生ずることでおこります。歩行障害が伴うこともあり、早期の診断、治療が必要です。

また、両者以外に、めまいの原因として、内科疾患で高血圧、低血圧、貧血、低血糖、心疾患などがあります。

良性頭位性めまい

<症状>

頭位を度換すると短時間(多くは数分以内)めまいを生じます。難聴、耳鳴りを伴いません。

<原因>

内耳の平衡感覚を司どる三半規管と耳石器があります。

耳石とは、耳の奥の平衡を感知する前庭にある小さなカルシウム結晶です。この耳石が何かの理由で剥がれ、三半規管に入り込み三半規管を刺激して、めまいが起こります。

<治療>

自然に軽快することが多いのですが、めまい体操も有効です。めまいが強い時、抗めまい薬を使います。

メニエール病

<症状>

突然の回転性の激しいめまいで、耳鳴り、難聴、耳閉感を伴います。めまいの持続時間が長く、20分以上です。

<治療>

  1. ストレスを減らすこと
  2. 内耳のリンパ調整を行うための利尿剤

脳出血・脳梗塞

<症状>

めまいとともに、歩行障害、言語障害、麻痺なども見られます

<診断・治療>

早急にCTMRI検査を行い脳出血と脳梗塞を鑑別、さらに病巣の広がりを調べます。脳梗塞は、点滴で血流改善をはかります。出血が大きい場合手術を行うこともあります。