動悸

動悸や脈拍異常では、不整脈のチェックが重要です。近年の高齢化に伴い、不整脈のうち、心房細動が増加しています。心房細動は、心房のスムーズな拡張、収縮がなく心房内に血塊(血栓)を作りやすくなります。この血塊が心房壁からはがれると、血流にのって脳、内臓、足の血管を詰まらせ、脳梗塞、心筋梗塞、足の壊死を起こします。心房細動は、永続性に細動が続くタイプと、一時的になるタイプがあり、時々出現する不整脈にも注意が必要です。

動悸を感じたら早期に医療機関を受診し、心電図、レントゲン、長時間心電図の検査が必要です。血塊を溶かす薬剤(抗凝固薬)が有効で、近年、多種類の薬が使われています。

頻脈性不整脈

脈が速すぎて1分間の脈拍が120回以上も、心臓の効率的な収縮がなく全身に血が送りにくくなり、動悸、息切れ、めまい、立ちくらみ、失神がおこるようになります。

心房細動

心臓は心房と心室から成り立っていますが、このうち一定のリズムで収縮、拡張すべき心房がスムーズに収縮、拡張しない状態です。突然死はほとんどありませんが、心房細動では心房内に血栓ができやすくなり、この血栓がはがれて血流にのり脳や足の血管を詰まらせ 脳梗塞や足の壊死をおこします。

<治療>

抗凝固薬、抗不整脈薬の内服が必要です。

薬物治療で効果がなかった場合、カテーテル治療による高周液カテーテルアブレーション治療を考えます。この治療法は、足の付け根の動脈からカテーテルを挿入、心房に持っていき、心房細動を引き起こしている心臓の筋肉を高周波電流で焼き切る手術です。