高血圧症

収縮期血圧140mmHg以上、拡張期90mmHg以上が長く続くことを高血圧症と呼びます。 家庭で血圧を測定するには、起床後1時間以内か、就寝前1時間以内に測定しますが、起床後の血圧が高いのが一般的です。病院で測定した血圧は、家庭より高いことが多く、これを白衣高血圧と呼びます。家庭での血圧が日頃の血圧をより反映しているので、診療により役立ちます。高血圧が長く続き、さらに糖尿病、高コレステロール血症を合併すると、脳、冠動脈、大動脈の動脈硬化が進行し、脳卒中、心筋梗塞、心不全や腎不全をおこします。

<原因>

(1)遺伝的要因

(2)アルコールのとり過ぎ

(3)塩分の過剰摂取

(4)肥満

(5)腎臓病(腎実質性 腎血管性)

(6)運動不足

(7)ストレス

(8)喫煙

(9)内分泌性高血圧(原発性アルドステン症 クッシング症候群)

<検査>

尿検査     

血液検査:各種血圧作用ホルモン、腎機能を調べます。

腹部超音波検査、腹部CTで、ホルモン生産腫瘍の有無を調べます。

<生活上の注意>

(1)塩分制限(一日摂取量67g以下)

(2)体重のコントロール

(3)野菜・果物を積極的にとること(果物の過剰摂取がカロリー増加につながることがあるので注意)

(4)運動(一日30分以上、定期的に有酸素運動をおこなうこと)

(5)アルコール減量

<薬物療法>

(1)降圧剤

(2)内分泌性高血圧で、副腎(腎臓のそば)に腫瘍ができた場合は、これを取り除きます。

(3)腎血圧性高血圧症では、腎臓にいく動脈が狭くなっている場合があります。

この狭窄をカテーテルで広げることで高血圧が改善することもあります。